古物商の許可を取得するために!自分で申請する方法

古物商を自分で申請する方法

ビジネッツでは古物商の許可を取得しており中古品の取り扱いを行っています。

同じように古物商の許可を取得したいと考えている人にとって、どうすれば許可を取ることができるのか申請方法について紹介していきます。

目次

古物商を行うためには

まず、中古品の売買を行うことができる「古物商」を行うためには警察から許可が必要となります。

どうして警察の許可が必要かというと、中古品を取り扱うときに盗難品など犯罪行為によって取得した中古品の取り扱いを取り締まる必要があるためです。

ですので、警察に申請書を提出して審査を得てから許可が下りるという流れになります。

注意点として、古物商の許可は個人と法人で分かれているため自分が事業を行うときにどちらで申請するのかをはっきりさせておきましょう。

ビジネッツの場合は最初から法人があったため法人として申請しましたが、個人事業で古物商を始めた場合に法人化したときには法人として再度申請をして許可を取得する必要があるということです。

申請書類を集める前にしておいた方がいいこと

ビジネッツで古物商の申請をしたときは、一番最初に管轄の警察署に電話をして古物商に必要な書類は何があるのかを相談しました。実際に警察署に出向いて申請に必要な書類の書式と簡単な説明を受けることで何が必要かが分かります。

インターネット上には古物商申請に必要な書類について記載しているサイトが多く存在しますが、管轄する警察署によっては提出書類の書式が若干異なるようなので直接確認するのが一番です。

ただ、事前にネット上で知識を得ておいた方が申請するときに気になるところを相談に行ったときに質問することができるので事前準備として調べておいた方がいいでしょう。

それに事前相談することによって、古物商の申請をしようしていることを警察に理解してもらうことができ実際に書類を提出に行くときにもスムーズになることが考えられます。

必要な書類を集める

警察署でもらった書類は申請書一式と誓約書(会社役員用と管理者用の2枚)、略歴書、申請に必要な書類をまとめた説明書がありました。警察署でもらった申請書類は必要事項を記載していけば作成できますが、それ以外にも必要な書類があるため集める必要があります。

個人・法人ともに必要になってくるのは住民票や身分証明書で法人の場合は役員全員のものが必要です。他には営業所とする場所の所有を確認できる書類や自己所有でない場合は使用承諾書が求められることがあります。また、法人は追加で履歴事項全部証明書と定款の写しが必要です。

必要書類を集める上で気を付けるところは、住民票には本籍地が記載してありマイナンバーが記載されていないものが求められていますので注意してください。また、ここでいう身分証明書というのは本籍地の市役所で発行してもらえるものです。

本籍地が分かっているのであれば問題ありませんが、本籍地が分からない場合は住民票を先に取得して本籍地を確認し、身分証明書を取得するといいでしょう。本籍地が住んでいる場所から遠い場合は大変です。書類を取得してから3か月以内に申請しなければいけないため、ゆとりをもって取得するようにしてください。

身分証明書には自己破産していないかなどの情報が記載されています。とはいえ、自己破産したことがあったとしても手続きが終わっていれば古物商を取得することは可能です。実際、自己破産した経験があり個人のCIC情報はおそらくブラックですが自己破産の手続き中ではないため古物商の許可は取得できています。

法人で申請する場合の注意点ですが、定款の事業目的欄に「古物商を営む旨」の記載がなければ受け付けてもらえません。

そのため定款の事業目的欄に「古物商を営む旨」の記載がない場合は、まず定款の目的変更を行う必要があります。ビジネッツも会社設立時に作成して定款には古物商を営む旨の記載がなかったため、定款変更を行ってから古物商の申請をしています。

定款変更をするための方法はこの記事を参考にしてください。

略歴書の書き方ですが、5年前の経歴から書く必要があります。学生や主婦、無職の期間があっても大丈夫ですが空白の期間がないように記載していきましょう。ビジネッツでは略歴書の書き方を迷って警察に質問したことがあります。そのことについて別の記事でまとめていきくので該当する場合は参考にしてください。

営業所の住所は実家でもいいかという問題がありますが、問題ありません。ただし一軒家の場合はスムーズですが、マンションなどの集合住宅の場合は管理組合や規約の問題があるため注意が必要です。

警察署に提出する

必要な書類がそろったら管轄の警察署に提出に行きましょう。管轄の警察署というのは「主となる営業所」がある場所を管轄している警察署のことです。

ビジネッツの場合は広島県尾道市に本店があり、そこを営業所としたため尾道警察署が管轄になるため提出に行きました。

警察に提出に行く前には事前に電話を入れて予約をとっておくのがいいでしょう。書類に不備がないかを確認してくれるため30分ほど時間がかかります。そのため、遅くても4時30分までが提出の締め切りになるため早めに持っていくのが望ましいです。

最初に必要書類を受け取りに行って、担当者と話をしたことがあったためスムーズに話が進んで受け付けてもらいました。受け付けてもらえたら手数料を支払い、書類を提出したら申請完了です。

審査が終わるまでは40営業日ほど時間がかかるため、期間としては約2か月ほどを見ておくといいでしょう。その間に事業を進めておくのも一つの方法です。ビジネッツの場合は許可が下りるまで40営業日もかからなかったですが、人によって許可が下りるまでの時間は異なりますので焦らず待つようにしましょう。

ただ、この流れにたどり着くまでに少し紆余曲折しています。その話は別でまとめますので、そちらを参考にしてください。

まとめ

古物商の許可の申請は自分でも行うことができます。必要な書類さえしっかりと押さえておけば大丈夫ですので、いろいろと情報収集をして自分での申請を頑張ってください。

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